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突き刺す痛みも

少プレ観たら涙がぽろぽろとこぼれてきた。
自分を振り返る機会が多い今、自分は何をしてきたか、何を考えてきたか。
やっぱりKAT-TUNのことちゃんと考えたいなと思った。(っていうのはただの逃避かもしれない笑)

実は、Lovin′Uを知らなかった。
たぶん、1年くらい前まで。
知ったのも、ただただ偶然だった。
動画サイトを覗いていてたまたま。
これは当時ただの茶の間で、娯楽に殆どお金使わない一般家庭に生まれた私に複数枚CDを買うという選択肢はなかったというのが理由。
私の知らないKAT-TUNの曲は、2010年の夏から増える一方。数えることもしなかったそのうちの一曲だと思って再生した。イントロでもう好きだと思った。たぐち、ゆっち、聖。知ってる歌声。ただ、サビの聴き慣れた厚みと、「人は一つに」のフレーズと声で、それは私が取りこぼした一曲だと気付いた。
大好きだと思った。
やっぱり、好きだと思った。
曲が好き、歌詞が好き。
アコースティック?弦一本一本の音が響くギター。
強くなったね、と「いつも泣いてた君」をその頃恐らく支え、支えるうちに逆に依存が生まれ捨てないでと請う男、出て行かれて初めて気づく愛。そこで「この俺を最後まで」と言ってるからには戻って来させることに成功したのでは、と願いたいところ。
そうでなかったとしても、捨てられた男の独り善がりがこんなに美しく響く歌があるだろうか。それはやっぱり彼らがあのハーモニーで歌うから。
そう。やっぱり何より、歌ってる人が好き。
あの頃、この曲を好きでいられたらよかったって、もうこの一年で300回くらい思った。
あかにしくんの歌声が、より、生っぽくて。喉からの声。だけど、嫌な感じがしなくて。他のメンバーもそう。歌詞の世界をよりリアルにしていると思った。
後悔先に立たず、とは言うけれど、彼のうたごえが好きなのに、好きな歌い方がだんだん披露されなくなってたのが寂しかったし、悲しかったから。もっとこの声を、あのとき知ることができたらよかったなと思う一曲がこれ。

それが最近、再び歌われている。
東京ドームは行けなかったので、先日の少クラプレミアム。
アラサーKAT-TUNの歌う、よりアコースティックなアレンジのきいたLovin′U。
特徴的なのは、他の曲に比べてパートの振替があまりないこと。
二箇所あったかないか。
だからとても自然に聴ける。
柔らかく、無理がない。ああ、このKAT-TUNもやっぱり好きだなぁと思う。
大人の余裕。
歌い出しの田口なんて、二十代前半の彼だったらあんな朗らかな表情でこの曲を歌えてただろうかと思わず考えてしまうくらい。
アラサーの彼らはもう「この俺を最後まで」と請わない。
その潔さが、今の私が昔も今もKAT-TUNが好きだと胸張って言える理由なのかもしれない。